会長挨拶

平成30年度青陵会活動方針決定

 

「持続可能な同窓会をめざして」 

北海道教育大学青陵会 会長 早瀬 公平

 

 

 全国でご活躍の会員の皆様に、日頃のご尽力に
対しまして心から敬意と感謝を申し上げます。
   私は会長を拝命してこの一年間、大学や学生たち
と深く関わり、また各支部を訪問して情報や意見交
換などに努めてまいりました。

 その中で、感じたことは、学生達の活躍に目覚ましいものがあることと、その反面、同窓生とのつながりが希薄であり、その距離が年々離れていくのではないかという危惧が同居するという、実に複雑な思いを感じてまいりました。

 大学の現況は、毎年185名程の新入生を迎え、岩見沢キャンパスでは合計7百数十名が、芸術スポーツ学科の4専攻課程(ビジネス、音楽、美術、スポーツ)で学んでいます。全国から選ばれた優れた資質能力を兼ね備えた有能な学生たちで、学生スポーツ界に注目すると、道内では常にトップクラスに座す存在であります。また、美術、音楽の世界でも国内有数の展覧会やコンクール等で入賞するなど、将来を嘱望される芸術家の卵が沢山集うキャンパスとなっています。これらの様子はHP、Fbでご覧いただけます。

 私は同窓会の役割として、(1)母校への支援 (2)同窓生との親睦、と整理しました。これまで、当然のごとく教職に身を置く諸先輩によって会の充実と発展を目指した取り組みが推進されてきましたが、これからはそうはいかないということは否めません。

 教育研究や教職研修に努め、組織の力をもって地域の教育を高めることが大学への恩返しのように考えられてきた同窓意識は、今後大きな転換を迫られることは必至です。

 今年の卒業生は、公務員・民間企業等に185名中151名が就職しました。

 就職先は札幌に55名と圧倒的に多く、次いで東京を中心に関東26名、というように全国、全道に分散しています。ちなみに空知には10名、石狩には0となっています。

 これら卒業生のほとんどは、地域経済の発展という枠組みの中に吸い込まれていきます。

 教職関係では、35名が教員採用試験に挑戦し、10名が採用、(うち道内7名)臨採の18名を含めて合計28名が教員となりました。中学高校の音美体という極めて狭き門ですから、これでも良く頑張っていると言えると思います。ですから、これまでのような教育研究大会の開催はもはや不可能な状況が目前に迫っています。

 そこで、私たちは、過日開催されました総会において、青陵会の今後のあり方検討委員会の設置について提案し、承認をいただきました。同窓会の存在と役割について交通手段を考慮し、道央各支部の代表を中心に議論していただきます。これからの事業内容、特に総会や懇親会のあり方、母校である大学との関係、会費の問題などおよそ2年をめどに持続可能な同窓会へと方向転換の道を探ってまいります。

 そして、その先に道青陵創立100周年という大きな節目を迎えることになります。今までの体制のまま、その節目を迎えるべきか、リノベーションにより新たな価値を見出して、次のステップへふみ出すか、極めて難しい選択に迫られています。これらも含めて検討委員会に議論をお願いしようと考えています。

 また、1年後には、中間報告をさせていただき、会員の皆さんから貴重なご意見を拝聴したいと考えておりますので、何卒、よろしくお願い申し上げます。