会長挨拶

令和5年度のはじめにあたって

「大学・同窓会の創立百年を祝う」

 

 

北海道教育大学青陵会 会長 早 瀬 公 平 

 「先行き不透明な時代を迎え・・とは20年ほど前に論文の書き出しとしてよく使われたフレ―ズですが、今、まさに、新型コロナやロシア・ウクライナの問題など、予期せぬ大きな問題が次々に出現しています。
 先日、道内の高校適正配置について道教委から計画案が公表されましたが、岩見沢東西の高校が統合し、校舎は西高を活用するとのこと、まさかとは言え、今まさにそういう時代を迎えているのです。
 世間はあまりにも騒がしく、学校現場では学力向上に加えて地球温暖化、SDG’sやGIGAスクールなど、しっかり腰を据えて取り組みたいところですが、課題が多すぎて大変難しい時代を迎えていることと思います。
 さて、道青陵としてもいよいよ大きな二つの事業を完遂しなければなりません。
 一つは、同窓会改革であります。これらについては、「同窓会今後のあり方検討委員会」の答申を踏まえ、多くの議論を経て、ほぼ素案は固まりました。まだ、役員会の段階ですが、今年度中には皆様方にお示しできると思います。その際には、どうぞ、忌憚のないご意見をお願いしたいと思います。その後、総会の審議を経て、令和五年又は六年には新しい青陵会へと移行したいと考えています。
 二つ目は、来年、9月23日(第三土曜日)に、道青陵創立百周年記念式典を開催することとなりました。これまで、70周年、80周年、90周年と行われてきた記憶がありますが、今度の百周年は大学創立百周年と重ねて記念の節目を祝うというものです。
 わが母校は、1923(大正12)年に実業補習学校教員養成所として開校し、それが一年課程であったことから、百年を経過した今日、大学と同窓会が同時に百年の節目を迎えるということで、大学、同窓会、後援会(PTA)の三者で実行委員会を組織して祝賀行事に取り組むものであります。
 過日、準備委員会から実行委員会に引き継がれ、いよいよ実施の段階に入ってまいりました。詳細については漸次お知らせすることになりますが、会員の皆様には多数ご参加いただきますようお願いとご案内を申し上げます。
 今日、コロナ禍により、会議や懇親会など、自粛を余儀なくされたことにより、活動が停滞している感がしますが、ぜひ新しい生活の創造と新しい様式を遵守して、皆様方との交流を深めながらこの二つの事業の成功を目指して、全力を尽くす所存です。
 何卒、ご理解とご協力、そして今までにないことに対する斬新なアイデアを賜りたいと心からお願いを申し上げますとともに、会員の皆様のご多幸とご活躍を心からお祈り申し上げます。

令和5年5月